1月8日(水)
前回の反省をいかして、ぐるぐるからぐねぐねに変えてみました。
「じゃんけんしたーい」と来たのは2人。
年中児2人VS保育士1人
大人だと、負けたら絶望的な状況になることはすぐにわかりますよね・・・。
ジャンケンに勝とうが負けようが、ひたすら走るしかない。
しばらくひたすらダッシュしてると「先生1人なの?」と助っ人がやってきてくれました。
しばらくしていると年長児の子どもたちがやってきました。
年長VS年中に自然とチームがわかれました。
人数全然違うんですが、誰もなにもいいません。
また、しばらくしていると「なんか人数少なくない?」と年長児が気づきました。
ここで面白いのが「そっちにいってあげる」と年中児が、ほとんど移動してしまうんです。
「なんかこっち多くなった」と年長児が移動したり、また戻ったり、そんなことを繰り返しながら調整していました。
こちらが「全員で〇人だから、〇人と〇人にわかれて」って言ったり、チーム分けをしたりすれば、それは平等で速いかもしれません。しかし、そんなことをしたら、子どもたちの考える機会、学ぶ機会を奪ってしまいます。保育の中で大切なのは「効率の良さ」ではなく「試行錯誤すること」です。
この遊びは、「走って出会ったらジャンケンをする」ただそれだけです。
ですが、
・ジャンケンの勝ち負けが分かる
・線の上を走る(子どもたちには意外と難しいです)
・速く走りながら、友達にぶつからないように走るスピードを調整する
・ジャンケンに勝ったか負けたかを判断して、そのまま進むのか、列に戻るのか決めて行動する
・友達のジャンケンの結果で、自分が走り出すのか、止まっていていいのか判断する
・ジャンケンに負けたことを次の友達に知らせる
・終わってもすぐ始めることができるので、繰り返し行うことで運動量が多くなる
・人数の違いに気づいて調整しようとする(今回はこんな姿も見られました)
子どもたちは思いきり遊んでいます。その遊びの中にたくさんの学びがあります☺
担当:兵頭